山小屋周辺 [山小屋 2017]
山小屋近くの景観
2017/9/8~11
夏ワークで久しぶりの賑わいの山小屋です。しかも新しい水源を確保した山小屋ですが、小屋を包む森は静寂を保っています。
森に囲まれた山小屋
朝日は森超しに
森の囲まれた空には昼のお月さん
森を出れば 夕べ・・・
小白山と野伏ヶ岳
荒島岳
山小屋の前庭の花々
人が去れば、静かに森に囲まれた山小屋です。
☆ ☆
2017/9/8~11
夏ワークで久しぶりの賑わいの山小屋です。しかも新しい水源を確保した山小屋ですが、小屋を包む森は静寂を保っています。
森に囲まれた山小屋
朝日は森超しに
森の囲まれた空には昼のお月さん
森を出れば 夕べ・・・
小白山と野伏ヶ岳
荒島岳
山小屋の前庭の花々
人が去れば、静かに森に囲まれた山小屋です。
☆ ☆
山小屋に水道を引く [山小屋 2017]
山小屋に新たな水道を引く
2017/9/8~11
ここ3週間の週末を使って山小屋に入っていたのは新たな水道を引くためでした。
山小屋番はこの計画の発案、企画から設計、発注、実施に関与してきました。
工事前
岩陰から湧き出る湧水 ↓湧水
工事後
湧水を受水する会所
☆
現在の山小屋の自慢は 一つ屋根の下に 水道があり、トイレがあることです。
今まで台所にはS湧水を引いている自慢の水道があります。夏も冬も水温13~14℃で。
せっかく、冷たい良質の水があるのに何故新たな水源が必要であったのか?
このS湧水からの水道が2013年から頻繁に断水し始め、2015年からは水源の枯渇現象が起こり始める。 渇水に関するデータを集め始める。 周囲の井戸、雨量、・・・。
さらに、2017年2月10~12日 積雪の下でも湧水が枯渇したので、新水源の模索を決意。
・F沢・沢水か井戸掘削を検討。
・井戸掘削の見積、技術資料を入手後に、山小屋委員会で意見集約し、沢水に決定。
・地元自治会にF沢の水源利用の了解を申し出る。
当日、前日からの雨で沢水の濁りを確認し、F沢・湧水の利用を確信。この湧水は
林道工事中に確認し、水量は少ないが、渇水は起こらないことを認知していた。
・地元自治会からフナサコ沢・湧水の利用の承諾を得る。7/24日確認。
(地図は添付しません。ご容赦ください。)
工事① 8/18 OBOG4名 (小生は計画のあった鹿島槍登山で不参加)
(1)雨天で会所施工工事は中止。 当方責任範囲の会所設置場所の基礎整備工事は実施。
(2)PE菅の通過するブッシュの草刈り。
(3)操作バルブBOX用の埋設工事
工事② 8/29 OB2名立会
(1)F沢・湧水会所の設置工事 専門業者に外注し、立会のみ。
(山小屋建設時も梁、大黒柱など建設資材は部員が運び上げて経費を下げていた歴史があり、多少抵抗はあったが、重量物があり、危険性もあるので外部に発注した)
この作業はやはり機械で・・・ 1ヶ≒80Kg
整地
受水口の整地
レベル出し
会所下を設置
会所上を設置 仮置き後に受水口を現場に合わせ設置
設置完了後 出口配管を完了 +この後は我々の作業範囲
接続部のコーキングをして、工事は完了。 コーキングの固まりまでは水は流さない。
短時間の作業で終了し、業者にお願いしてよかった、と判断した。
(2)発注時の配管計画
工事③ 9/2,3 OBOG4名
(1)会所の流水テスト
受水BOXの受水率の不足が判明
(2)山小屋の勝手口にバルブユニットを設置
工事④ 9/8,9.10 OB3名+部員4名
湧水を受水する状況は先頭に掲載した写真の状態です。
(1)受水BOXにパッキンを装着し、受水率を上げる。
(2)受水BOXに濾過装置をセット
(3)PE管を上部から林道沿いに接続していく。
PE管90m*5本 (以前に、小生と同期OBが寄付していた)を利用して水源と山小屋を林道沿いに結んでいった。
(4)バルブを操作し流水テスト
(受水会所は 最初の写真です)
(5)バルブユニットの操作
S水道もF水道も選択して使用できるようにした。
更に、排水も弊害のないように池までPE菅で導水した。
工事外⑤ 9/10 同期OB2名
(1)流量テスト
F水道 20L 1'19" 15.2L/min
S水道 20L 3'38" 5.5L/min
新しいF水道は 今まで使っていたS水道に比して 2.8倍の水量が確認できた。
水温は いずれも 13~14℃ でした。
今後、水質検査を実施します。
☆
ワーク後記
クラブの山小屋委員会・委員長である山小屋番は、山小屋の生命は「きれいな水の確保」と「きれいなトイレ」と考えています。 その一つ、4年越しの難題「安定した水道水の確保」ができた喜びは大きい!!
○9/10日、全員が帰路に就き始めたころ、
元山小屋協力員の同期OBからメール「水路施工巧くいっていますか?」が入る。
心配してくれていました。嬉しかったですね。同じ気持ちで心配していてくれる仲間がいる!!
○それに20年?前に同期の別のOBが寄付してくれたPE管6巻*90mを全て使い切って、
「新たなF沢湧水の水道」が確保できた。
○さらに、毎年7期OBの檜山荘で集う七夕集会で「山小屋ではご苦労さん」と小さな声で手渡してくれていたシャンペンを開けよう、と、ここ3週間連続で週末に山小屋に入っていた7期OBの二人は話していました。 自分達へのご褒美??
で、7期OB二人組は山小屋に一日居残りし、静かな山小屋で新たな水源を確保した喜びを一緒に喜んでくれる7期OBの皆さんと一緒に祝杯を挙げるべく、シャンペン「Veuve Clicquot」を開けました。
天井に栓が飛ぶ“ポン!!” 「乾杯!!」
ここ数年、悩ませていた山小屋の水道問題が解決!
50数年前・学生時代のクラブ活動を共にしていた二人で「乾杯!!」
そして、クラブ同期OB23名に思いを馳せ「乾杯!!」
クラブ皆さんに、クラブOBOGに 感謝し「乾杯!!」
おいしいお酒でした。
☆ ☆
2017/9/8~11
ここ3週間の週末を使って山小屋に入っていたのは新たな水道を引くためでした。
山小屋番はこの計画の発案、企画から設計、発注、実施に関与してきました。
工事前
岩陰から湧き出る湧水 ↓湧水
工事後
湧水を受水する会所
☆
現在の山小屋の自慢は 一つ屋根の下に 水道があり、トイレがあることです。
今まで台所にはS湧水を引いている自慢の水道があります。夏も冬も水温13~14℃で。
せっかく、冷たい良質の水があるのに何故新たな水源が必要であったのか?
このS湧水からの水道が2013年から頻繁に断水し始め、2015年からは水源の枯渇現象が起こり始める。 渇水に関するデータを集め始める。 周囲の井戸、雨量、・・・。
さらに、2017年2月10~12日 積雪の下でも湧水が枯渇したので、新水源の模索を決意。
・F沢・沢水か井戸掘削を検討。
・井戸掘削の見積、技術資料を入手後に、山小屋委員会で意見集約し、沢水に決定。
・地元自治会にF沢の水源利用の了解を申し出る。
当日、前日からの雨で沢水の濁りを確認し、F沢・湧水の利用を確信。この湧水は
林道工事中に確認し、水量は少ないが、渇水は起こらないことを認知していた。
・地元自治会からフナサコ沢・湧水の利用の承諾を得る。7/24日確認。
(地図は添付しません。ご容赦ください。)
工事① 8/18 OBOG4名 (小生は計画のあった鹿島槍登山で不参加)
(1)雨天で会所施工工事は中止。 当方責任範囲の会所設置場所の基礎整備工事は実施。
(2)PE菅の通過するブッシュの草刈り。
(3)操作バルブBOX用の埋設工事
工事② 8/29 OB2名立会
(1)F沢・湧水会所の設置工事 専門業者に外注し、立会のみ。
(山小屋建設時も梁、大黒柱など建設資材は部員が運び上げて経費を下げていた歴史があり、多少抵抗はあったが、重量物があり、危険性もあるので外部に発注した)
この作業はやはり機械で・・・ 1ヶ≒80Kg
整地
受水口の整地
レベル出し
会所下を設置
会所上を設置 仮置き後に受水口を現場に合わせ設置
設置完了後 出口配管を完了 +この後は我々の作業範囲
接続部のコーキングをして、工事は完了。 コーキングの固まりまでは水は流さない。
短時間の作業で終了し、業者にお願いしてよかった、と判断した。
(2)発注時の配管計画
工事③ 9/2,3 OBOG4名
(1)会所の流水テスト
受水BOXの受水率の不足が判明
(2)山小屋の勝手口にバルブユニットを設置
工事④ 9/8,9.10 OB3名+部員4名
湧水を受水する状況は先頭に掲載した写真の状態です。
(1)受水BOXにパッキンを装着し、受水率を上げる。
(2)受水BOXに濾過装置をセット
(3)PE管を上部から林道沿いに接続していく。
PE管90m*5本 (以前に、小生と同期OBが寄付していた)を利用して水源と山小屋を林道沿いに結んでいった。
(4)バルブを操作し流水テスト
(受水会所は 最初の写真です)
(5)バルブユニットの操作
S水道もF水道も選択して使用できるようにした。
更に、排水も弊害のないように池までPE菅で導水した。
工事外⑤ 9/10 同期OB2名
(1)流量テスト
F水道 20L 1'19" 15.2L/min
S水道 20L 3'38" 5.5L/min
新しいF水道は 今まで使っていたS水道に比して 2.8倍の水量が確認できた。
水温は いずれも 13~14℃ でした。
今後、水質検査を実施します。
☆
ワーク後記
クラブの山小屋委員会・委員長である山小屋番は、山小屋の生命は「きれいな水の確保」と「きれいなトイレ」と考えています。 その一つ、4年越しの難題「安定した水道水の確保」ができた喜びは大きい!!
○9/10日、全員が帰路に就き始めたころ、
元山小屋協力員の同期OBからメール「水路施工巧くいっていますか?」が入る。
心配してくれていました。嬉しかったですね。同じ気持ちで心配していてくれる仲間がいる!!
○それに20年?前に同期の別のOBが寄付してくれたPE管6巻*90mを全て使い切って、
「新たなF沢湧水の水道」が確保できた。
○さらに、毎年7期OBの檜山荘で集う七夕集会で「山小屋ではご苦労さん」と小さな声で手渡してくれていたシャンペンを開けよう、と、ここ3週間連続で週末に山小屋に入っていた7期OBの二人は話していました。 自分達へのご褒美??
で、7期OB二人組は山小屋に一日居残りし、静かな山小屋で新たな水源を確保した喜びを一緒に喜んでくれる7期OBの皆さんと一緒に祝杯を挙げるべく、シャンペン「Veuve Clicquot」を開けました。
天井に栓が飛ぶ“ポン!!” 「乾杯!!」
ここ数年、悩ませていた山小屋の水道問題が解決!
50数年前・学生時代のクラブ活動を共にしていた二人で「乾杯!!」
そして、クラブ同期OB23名に思いを馳せ「乾杯!!」
クラブ皆さんに、クラブOBOGに 感謝し「乾杯!!」
おいしいお酒でした。
☆ ☆
夏ワーク [山小屋 2017]
夏ワーク
2017/9/8~10
今年の夏ワークは クラブは11名、OBは7名が参加。
今年の夏ワークは少し特異で、OBがここ4週間ほど通い詰めていた山小屋管理上のワークはありますが、ペンキ塗りはなし、薪割は教育用のサワリだけで、先輩たちの残渣を利用?整理しているだけになりました。
山小屋に入る
薪割
1年間屋外で乾燥させている薪の量が多くなっているので、今年は実質的な薪割はしていません。 で、1回生に教えることで技術を伝承する必要があり、少量の薪割を実施。
割りにくい部材は 先輩の新OB達が割ったり、チェーンソーで切断・・・
今年も屋内の薪は例年通り 北側に1列+南側に2列。
屋外には
長尺材の収集
従来は小屋周辺の間伐材を頂いていましたが、最近は間伐作業もなく、ここ3年ほどは森に入って材木を集める経験がなく、如何してよいのか分からないらしい。先輩OBが指導に付き添いして実施。
新たに森の中から集めてきた長尺材の杉材が手に入ったので小屋周辺の腐りかけていた橋の更新ができました。
他にも森の中の小川を渡る橋も更新したいし、溝枠を固定する長尺材も・・・。
山小屋生活を年間40日も居ると、あれこれ思いつく作業がたくさんあります。
夏ワークとしては
室内の煤払い、ガラス拭き、煙突掃除、トイレ掃除、・・・・、いろいろと。
それに、大日ヶ岳登山。
永らく部員であっても裏山の大日ヶ岳に登ったことのないOBOGがいましたので、夏ワークの中で半日を使うようにしました。
その横で このOBは燻製作り チーズ、卵、ベーコン、・・・・・・
香り付でウイスキーに点火
今晩が楽しみ・・・。
御馳走様!!
☆
夏ワーク最後の夕食
☆ ☆
2017/9/8~10
今年の夏ワークは クラブは11名、OBは7名が参加。
今年の夏ワークは少し特異で、OBがここ4週間ほど通い詰めていた山小屋管理上のワークはありますが、ペンキ塗りはなし、薪割は教育用のサワリだけで、先輩たちの残渣を利用?整理しているだけになりました。
山小屋に入る
薪割
1年間屋外で乾燥させている薪の量が多くなっているので、今年は実質的な薪割はしていません。 で、1回生に教えることで技術を伝承する必要があり、少量の薪割を実施。
割りにくい部材は 先輩の新OB達が割ったり、チェーンソーで切断・・・
今年も屋内の薪は例年通り 北側に1列+南側に2列。
屋外には
長尺材の収集
従来は小屋周辺の間伐材を頂いていましたが、最近は間伐作業もなく、ここ3年ほどは森に入って材木を集める経験がなく、如何してよいのか分からないらしい。先輩OBが指導に付き添いして実施。
新たに森の中から集めてきた長尺材の杉材が手に入ったので小屋周辺の腐りかけていた橋の更新ができました。
他にも森の中の小川を渡る橋も更新したいし、溝枠を固定する長尺材も・・・。
山小屋生活を年間40日も居ると、あれこれ思いつく作業がたくさんあります。
夏ワークとしては
室内の煤払い、ガラス拭き、煙突掃除、トイレ掃除、・・・・、いろいろと。
それに、大日ヶ岳登山。
永らく部員であっても裏山の大日ヶ岳に登ったことのないOBOGがいましたので、夏ワークの中で半日を使うようにしました。
その横で このOBは燻製作り チーズ、卵、ベーコン、・・・・・・
香り付でウイスキーに点火
今晩が楽しみ・・・。
御馳走様!!
☆
夏ワーク最後の夕食
☆ ☆
3週連続の山小屋へ [山小屋 2017]
3週連続の山小屋へ
2017/9/8
クラブの夏ワークに部員もOBも山小屋に入ります。
で、小生は3週連続で山小屋です。
久しぶりの快晴の日
名神からの伊吹山
東海北陸道からの郡上八幡城
長良川鉄道の終点・北濃駅には珍しく列車が居ました
前谷の里を流れる前谷川
阿弥陀ヶ滝
天狗落しの壁
霧が滝の壁
霞ヶ滝
霧ヶ滝
天狗落しの壁の上からの前谷
☆ ☆
2017/9/8
クラブの夏ワークに部員もOBも山小屋に入ります。
で、小生は3週連続で山小屋です。
久しぶりの快晴の日
名神からの伊吹山
東海北陸道からの郡上八幡城
長良川鉄道の終点・北濃駅には珍しく列車が居ました
前谷の里を流れる前谷川
阿弥陀ヶ滝
天狗落しの壁
霧が滝の壁
霞ヶ滝
霧ヶ滝
天狗落しの壁の上からの前谷
☆ ☆
この週末も山小屋へ [山小屋 2017]
この週末も山小屋へ
2017/9/2
先週、今週、来週と3週連続の山小屋です。
同じ工事の延長と、
次は現役部員の夏ワークで薪作りです。
郡上八幡城
白鳥IC手前からの大日ヶ岳
国道R156から県道314号線
前谷の里
阿弥陀ヶ岳
天狗落の壁
その横のスノーシェッドを挟んで霧ヶ滝の壁
霧ヶ滝
霞ヶ滝
天狗落し壁の上からの前谷の里
☆
☆ ☆
2017/9/2
先週、今週、来週と3週連続の山小屋です。
同じ工事の延長と、
次は現役部員の夏ワークで薪作りです。
郡上八幡城
白鳥IC手前からの大日ヶ岳
国道R156から県道314号線
前谷の里
阿弥陀ヶ岳
天狗落の壁
その横のスノーシェッドを挟んで霧ヶ滝の壁
霧ヶ滝
霞ヶ滝
天狗落し壁の上からの前谷の里
☆
☆ ☆
タグ:山小屋