林道工事 [山小屋2008]
林道・作業道が通る
一大事件です。
6月に「山小屋近くを林道・作業道が通る」と知らされ、同意を求められました。
近年、社会情勢としてCO2 削減に関する動きとして森林保護の必要性が叫ばれている。
森林が荒れている → 森林が管理されていない → 管理するために道路を造る → 林道に予算が付く → 地元は永年の要望が叶う。
でも、我々にとっては晴天の霹靂でした。
☆
山小屋が建てられた42年目前の状況は高原の山小屋でした。
その後、小屋の周囲の植林が大きく育ち、
登山道でのみ入れる森の中に隔離された山小屋でした。
☆
今回の林道工事は一大事件でした。
山小屋の小屋番として山小屋管理運営委員会はもとより、総勢500名弱のOBOG会と現役メンバーに相談しました。
結果、「地元の生業でもある林業の将来」と「山小屋の環境」との兼ね合いの問題であり、地元の皆様の生業である林業の発展を目指しての林道計画に対して、常々お世話になっているクラブとして異論を挟めるものではありませんでした。
当初、地元としては道路が通るので便利になって良いだろうとの意向でしたが、我々としてはそうではなくて、逆でした。 自然のままの自然が良かった。 話し合いの結果、地元も我々の意向を理解していただき、その後はサポートしてもらえました。
希望として、
第一義的には、山小屋の存続の生命線でもあります水の確保。
第二義的には、環境面から現在の環境に満足すると共に、セキュリティー確保の上からも林道は山小屋からなるべく遠ざけたい旨のお話しをさせてもらいました。 当初に提案された「小屋の前を通る案」はお断りしたが、我々の希望のルートは県の助成金を既に受け入れている為に拒絶されました。 一言、無念でした。
現在、一部希望を取り入れ、一部希望を拒否の形で県の許可が下り、森林組合の直接工事で作業道として施工されています。
社会の動きが山奥にある山小屋の環境をも変えたことになります。
☆ ☆
新たな環境でも、この山小屋への愛着は薄れることはないでしょう。
ただ、工事の進捗が気になり、山よりも山小屋行きが多くなっています。
このBlogもその影響が多く受けていますが、悪しからず、ご了承ください。
☆ ☆
一大事件です。
6月に「山小屋近くを林道・作業道が通る」と知らされ、同意を求められました。
近年、社会情勢としてCO2 削減に関する動きとして森林保護の必要性が叫ばれている。
森林が荒れている → 森林が管理されていない → 管理するために道路を造る → 林道に予算が付く → 地元は永年の要望が叶う。
でも、我々にとっては晴天の霹靂でした。
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山小屋が建てられた42年目前の状況は高原の山小屋でした。
その後、小屋の周囲の植林が大きく育ち、
登山道でのみ入れる森の中に隔離された山小屋でした。
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今回の林道工事は一大事件でした。
山小屋の小屋番として山小屋管理運営委員会はもとより、総勢500名弱のOBOG会と現役メンバーに相談しました。
結果、「地元の生業でもある林業の将来」と「山小屋の環境」との兼ね合いの問題であり、地元の皆様の生業である林業の発展を目指しての林道計画に対して、常々お世話になっているクラブとして異論を挟めるものではありませんでした。
当初、地元としては道路が通るので便利になって良いだろうとの意向でしたが、我々としてはそうではなくて、逆でした。 自然のままの自然が良かった。 話し合いの結果、地元も我々の意向を理解していただき、その後はサポートしてもらえました。
希望として、
第一義的には、山小屋の存続の生命線でもあります水の確保。
第二義的には、環境面から現在の環境に満足すると共に、セキュリティー確保の上からも林道は山小屋からなるべく遠ざけたい旨のお話しをさせてもらいました。 当初に提案された「小屋の前を通る案」はお断りしたが、我々の希望のルートは県の助成金を既に受け入れている為に拒絶されました。 一言、無念でした。
現在、一部希望を取り入れ、一部希望を拒否の形で県の許可が下り、森林組合の直接工事で作業道として施工されています。
社会の動きが山奥にある山小屋の環境をも変えたことになります。
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新たな環境でも、この山小屋への愛着は薄れることはないでしょう。
ただ、工事の進捗が気になり、山よりも山小屋行きが多くなっています。
このBlogもその影響が多く受けていますが、悪しからず、ご了承ください。
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ナラ枯れ現象 [山小屋2008]
ナラ枯れ現象
地元の皆さんからの情報では、
日本海側→九頭竜湖周辺から伝わってきた現象のようですが、ナラの木が点々と赤く枯れてくる現象が石徹白~檜峠辺りにも発生している。
地元では”ナラ(キ)クイムシ”と聞きましたが、カシノナガキクイムシという木食い虫が運ぶ病原菌による、樹木の伝染病だそうです。
インターネットで調べると、日本海側から東北辺りまでナラ枯れ現象は広がている。古株のナラ材が狙われるようで、古い木はそれなりに材木として利用してやらないといけないとか・・・。 森林も植林も放置しているだけでは問題が発生してくるようです。
赤松の松くい虫だけではなく、広葉樹にも害虫が広がっている。 困った現象である。
☆ ☆
地元の皆さんからの情報では、
日本海側→九頭竜湖周辺から伝わってきた現象のようですが、ナラの木が点々と赤く枯れてくる現象が石徹白~檜峠辺りにも発生している。
地元では”ナラ(キ)クイムシ”と聞きましたが、カシノナガキクイムシという木食い虫が運ぶ病原菌による、樹木の伝染病だそうです。
インターネットで調べると、日本海側から東北辺りまでナラ枯れ現象は広がている。古株のナラ材が狙われるようで、古い木はそれなりに材木として利用してやらないといけないとか・・・。 森林も植林も放置しているだけでは問題が発生してくるようです。
赤松の松くい虫だけではなく、広葉樹にも害虫が広がっている。 困った現象である。
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タグ:ナラ枯れ