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伐採工事事情 [山小屋2021]

山小屋周辺の伐採工事事情
  2021/5/26~

山小屋周辺は植林の大樹に囲まれていますが、2017,18年に連続して山小屋周辺で倒木が発生して、山小屋の危機感が生まれました。 標準伐期(年)はスギが35-50年、カラマツが30-40年であり、既に適期オーバ気味ですので、2019/9月に地主である地元の自治会に小屋周辺20m内に育った樹高の高い樹木を伐採する許可を願い出ました。 そこで、地元からは間伐ではなく、皆伐作業を勧められました。

伐採工事は計画的な年間工事が計画されているので、緊急時以外の工事の組み込みが困難で、次年の雪解け後の伐採作業に期待をしていました。 が、実施段階に入ると、我々サイドにトラブル発生。 地域が水源涵養保安林内であったために、当初の”山小屋建設許可”の手続きは済んでいましたが、その後の50数年の間に継続の手続きが為されていなかったので、顛末書付の更新手続きに月日を要し、工事は今年に持ち越しになっていました。 その”山小屋建設許可”証も昨年7月に許可が下りました。

今年の台風前に工事完了をお願いしていたために、雪解け後のこの時期に作業をしてもらえました。

伐採範囲を決断したバックデータ  
    (見積作成時に森林組合が作成したデータをグラフ化した)
小屋周辺樹木状況1.jpg
このデータから、小屋周辺樹木の樹高が20mを超えるものも多く、倒木の被害が小屋に及ばない小屋壁から20mに限定して、概数137本を伐採します。

山小屋は自然の森の中にあってこそ、その雰囲気が好ましいものなのは十分に理解しているつもりですが、小屋周辺の樹木が山小屋と共に育ってきた標準伐期を過ぎた樹高の高い植林であるために、倒木の被災による山小屋の損傷を考えると、この伐採も致し方がないと考えました。
但し、小屋前の樹勢の大きなカエデと 記念樹の桜の樹は 残しておいてもらう要望を出しています。

他に、小屋周辺の樹高が高になるにつれ小屋前からの星空が狭くなってきて、昔の高原上の山小屋、広い青空を望む声も生まれていました。
これらの山小屋管理運営委員会の考えに同意してもらった60期に及ぶクラブの多数のOBOG会員のご寄付に感謝です。

作業開始前の山小屋のこの雰囲気もこの時限りです。 2021/5/26 朝
正面から
DSC08555.jpg
裏面から
DSC08562.jpg

  ☆     ☆



タグ:伐採工事
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