南アルプス・北岳の花(A) [山行記録2009]
2009/8/25 南アルプス・北岳は日本No2.の高嶺であると共に、高山植物の宝庫であると聞いていましたが、8月の末という時期を考えれば相当値引いて期待すべきかな?と考えていました。 ですが、実にたくさんの花が咲いていてくれていました。 北岳・大樺沢の裾野を歩いている時に出会った花々です。
A-1 ホソバノヤマハハコ(細葉山母子) A-2 ヤマホタルブクロ(山蛍袋) A-3 キオン(黄苑) A-4 キツリフネ(黄釣舟) A-5 センジュガンビ(千手岩菲) A-6 ヤマルリトラノオ(山瑠璃虎の尾) A-7 ミヤマカラマツ(深山唐松) A-8 ホソバトリカブト(細葉鳥兜) A-9 ミヤマキンポウゲ(深山金鳳花) A-10 クガイソウ(九蓋草) ☆ ☆
南アルプスのヘリコプター [山行記録2009]
2009/8/26 三峰岳からの尾根を熊ノ平へ下っていると、目の前で自衛隊のヘリコプターが訓練を始めた。 地上近くでホバリング訓練 その後、登山者を見つけたからか、大きく周回を繰り返し、通過した後に訓練を再開。
その後も、熊ノ平小屋からもホバリング中の音と共に姿も見えた。 実は、三峰岳で出会った農鳥小屋のアルバイト君(当日は休日の散歩中)はこれを観たかったのだが、運悪く熊ノ平小屋に降りていて、今日も訓練が行われ初めたのに気付き、急いで登って行きました。 ☆
南アルプス縦走後も行事が重なり日程的にも遅れていますので、当ブログの進捗を先に進めます。
北岳は高山植物が豊富とは聞いていましたが、この時期でも実に多数の花が咲いていてくれました。後ほどに縦走時に出会った花々を特集します。お待ちください。
☆ ☆南アルプスの雷鳥 [山行記録2009]
2009/8/27 塩見岳の頂上直下の緩斜面に兄弟姉妹?4羽が声を上げながら、人の気配も関係なしに新実を啄んでしました。既に親鳥離れをしたのかな? 塩見岳以北の尾根で出会ったホシガラス
塩見岳山頂のイワヒバリ?
北岳~間ノ岳では雷鳥が見なかっただけに残念に思っていましたが、塩見岳で雷鳥に出会えたのは幸いでした。 ☆ ☆
南アルプス・山小屋 [山行記録2009]
2009/8/24~28 北岳~塩見岳縦走に出会った山小屋です。 A:北岳山荘
1・規模が大きく設備も申し分なし。
2階2段ベッド対向方式、多室。
歩いて5分の尾根に立てば夕日が、室内から朝日が眺められる。
2・水は下の沢から3段の水槽を使いポンプで吸い上げている。
宿泊者には1L分の水を配分する券を渡し、各自で受け取る方式を採用。
水は¥100/1L で販売している。(歯磨きもこれで対応)
3・発電機は別棟。 サイレント式の発電機を採用。
4・トイレは屋内用と屋外用とがあるが、両者共にバイオ式トイレで、静岡大学が関係しているようです。
紙類は別ボックスに投入する方式。
5・人が多く、業務の流れが出来ていて、宿泊者と山小屋のオヤジとの対話が少ない。
1・規模は小さく、設備は昔風。 管理人は1名で全て処理している。
2階2段ベッド対向方式1室
農鳥岳が眼前に居座るが、朝日、夕日は望めない。直接に農鳥小屋は見えない。
次のルートが長いので、19:00消灯、4:00朝食で、将に山小屋を理解されている。
2・水は小屋10m傍の沢の水を溜めている。
冷水が豊富な水量で、自由に使える。
3・発電機は別棟。 通常発電機を採用。
常夜灯に灯油ランプ。が、最近ではオバチャンから暗いとの苦情がある、との事。
球形蛍光灯も用意してある。
4・トイレは屋外用であるが、両者共にバイオ式トイレ?
紙類は別ボックスに投入する方式。
5・談話席の真ん中に鉄板製・薪ストーブを使っている。 これは嬉しかった。
もっとも風情があり、親近感のある良い意味での昔ながらのオヤジの居る山小屋である。
場所柄、視界は広がらないが、緑に囲まれ、近場に広いお花畑もある。
6・山小屋管理技術情報・・・・外壁板の塗装とか、いろいろ山小屋の管理方法を教えてもらった。ありがとうございました。
1・規模は大きく、設備は最新。 管理人は数名でボッカもこなしている。
2階に板の間+じゅうたんの2分割1室(写真) と個室(左側)*数室 がある。
1階にもそれなりの大部屋がある。
2・水場は小屋から往路15分・帰路20分の水場で溜めている。
水場の冷水が豊富な水量で、自由に使える。
小屋には水場がなくペットボトルの水を売っている。
¥300/500cc ¥600/2000cc
歯磨き用の水が屋外に1箇所ある。
(昔は山に入れば歯は磨かなかった。 でも68歳、今も虫歯はないです。自慢にならないか?)
3・発電機は別棟。 通常発電機を採用。
4・トイレは屋内、屋外用があるが、両者共にバイオ式トイレ?
トイレ用水は雨水を溜めて利用している。
屋内用トイレは19:00以降に使用許可。
紙類は別ボックスに投入する方式。
5・外装は13年間塗装していない、とか。新築だからでしょうね。いろいろお話を聞かせてもらいました。ありがとうございました。
1・規模は小さく、設備は不詳。
宿泊用平屋1棟。 他に事務棟、テント棟。
2・水は小屋から沢からボッカした水を宿泊者に500cc*2本を配布、との事。
3・発電機は別棟?不詳。
4・トイレは屋外用があるが、屋内用は不詳?
両者共に袋式。 袋をヘリで降ろす。(外来者は袋を買って屋外用を使用)
45年前の山小屋とは規模が違っていますが、テントサイトも同じ位置だとか。三峰岳で会った農鳥小屋のバイト君から聞きました。 ☆
さすが南アルプスです。
何れの山小屋も積雪対策は余りない。 ルートが長いので早寝早起きが基本です。
消灯時間が19:00 ,19:30 と早く、 朝食時間が 4:00, 4:30 も早い。
ありがたい。 ☆ ☆
南ア・三伏小屋~鳥倉登山口 [山行記録2009]
2009/8/28 三伏峠小屋からはトントントン?
バスの時間に合わせて、ゆっくりと、最後の出発でした。 でも、こんな場所も・・・・
鹿対策の管理されている植林が見えてくると、まもなく登山口・・・・
豊倉林道・豊倉登山口 伊那バスはここまで来ます。
乗車したのは我々2人だけでした。
自家用車は30分歩いた先のゲートまでしか入れません。
今年はこの林道の崖崩れ工事のために供用期間は8/20~31 までとか。
JR伊那大島駅から南アルプスを望む以降、JRで飯田~温泉~高速バスで名古屋~一人JRで神戸へ。
一人では行かない山、二人で行けた山でした。
☆ ☆