雪下ろしワークを済ませての帰路
   2011/1/23

雪下ろしワークは大変ですが、現在では管理データも集まり必要なときに必要なだけのワークを実施するノウハウを得られたように感じています。

そのノウハウがないとき、
我々の山小屋も2005/12月に一挙に3mの積雪があり、ワークが間に合わずに軒が折れた事故がありました。その後、道路の積雪情報と山小屋・屋根積雪データとの相関係数が推定できるようになり、屋根上積雪深が1m、1.5mで雪下ろしワークへのチーム編成呼掛け、出動する基準を決めました。 
また、これまでで勉強した一面ですが、
豪雪時の怖さは、庇部の雪庇が成長し、次に氷結し質量が2~3倍へと巨大な負担になって折れ曲がること。更に、屋根の積雪と地上の積雪がつながり、凍結してしまうと強烈な引っ張り力が発生し家を壊します。 これ等の点を管理しておけば最悪の危機は無くせる、と理解しています。

ですので、現在では山小屋の雪下ろしワークは学生部員が共に汗を流して団結を固める場でもあり、OBにとっては雪下ろしワークは緊迫性よりも楽しむ立場であります。また、学生とOBとが共に歓談する場でもあり、世代の違うOB達が一夜の歓談会食の機会を貰っていると理解しています。 汗はかきますが、ワークを楽しめる機会でもあります。  雪下ろしワークは普段できないことですので、いろんな山岳会の方もOBと泊まられますが、雪下ろしワークも楽しまれます。

また来るよ! それまでガンバレよ。

森を歩き

駐車場へ

帰路の道



交差する車も多い

霧ヶ滝

霞ヶ滝

通ってきたスノージェッド


前谷の里を通って帰ります。

ここで感じることは・・・・
実際雪下ろし作業をしてみると、汗だくになるその作業の大変さが判るだけに、一番大変なのは雪国のお年寄り一人のお宅ですね。一人で大屋根に上るのは危険ですし、屋根の下を歩くのも危険です。それでいて、放っておくと家が壊れる。雪国で軒先が折れ曲っているのはその現象です。
ただ、お手伝いできないので、心苦しく思っていますが・・・。

因みに、我々は雪下ろしワークもそうですが、チェーンソー、草刈り機を使う作業は一人泊のときは実施しないようにしています。

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