山小屋ワーク
  2022/12/4.5

山小屋を冬仕様に衣替えワークを主にOBや部員に伝授します。 
学生、先生が同行ですので、1泊2日の間に目的の作業も済ませる必要があります。

山小屋に着いた時刻は 12:26 時



思わぬ光景に出会いました




この日の朝には少しの積雪があったようで、日陰の部分には雪が残っています。




先ず、新しい発電機を 1回生が始動! 

2mの積雪でも使用できるように、この発電機を2F発電室に持ち上げる。

次の段取りで、 
改修工事の残材処理した後に
夏ワークで造った薪を軒下へ収納


薪の上のシートは上部にのみ施し、薪の湿気を逃すために側面は開放しておく。
これは地元の人に教えられ、OB,学生に教えている。

煙突の腐食部の改修


雪対策
1:従来の積雪期は昼間も雨戸を閉めた状態だったので、雨戸の対策で明るい山小屋生活を確保。
2:勝手口の雪囲い板を増設し、ボンベ、水道の水量調節、薪ストーブの消炭缶を使用可能に。
3:玄関の板戸の補強と 組み込み。
4:積雪に飲み込まれてしまうので、表札と鐘を室内に収納。

その日夕べ



その日の夜
食事は部員が作ってくれるので、年寄りはストーブの周りで・・・・・。
そして、7人でストーブを囲い食事と歓談。  
このストーブ据え付けのテーブルは前を向いて会食できるように考えて造った小生の労作



山小屋番人の最重要課題は 水源確保とトイレの維持管理です。

①創設時代からの水源が細る現象を読み取り、崖から流れ出た湧水をそのまま山小屋にホースで導水していますが、その現状を点検します。 そこで、部員に製作者しかわからないチェックポイントの指導。

湧水温度と山小屋での水温の関係データ


②トイレは全ての山小屋が苦悩する問題です。 
この山小屋は当初から肥溜め方式ですが、小屋番人の任期中に林道が通ったので、年1度のバキューム処理できるようになり、最大の問題は解決しています。
それと共に、和式トイレから、簡易洋式+臭気遮断構造に改造し、都会では売っていないバイオ消臭剤の添加をしたり、改善を進めています。

整理整頓清掃を終えて、帰路に就きます。



小雨が降ってきています。

また、来る!

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