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黒部峡谷・水平歩道・~オリオ谷 [山行記録2007]

黒部峡谷・水平歩道・~オリオ谷
   2007/10/26

見守られています。
雨の天気予報なのに、明けの明星と青空が少し見える天気の中を6:00 に阿曾原温泉小屋を出発し、下の廊下の後半に入ります。
水平歩道は標高940~950mに指示通りに、愚直に工事を追行した意識が読み取れます。

山腹は紅葉全開 

遠方の後立山の峰々は初冠雪 


 

折尾の滝
 

水平道の紅葉
 

オリオ谷の隧道  歩道の水平を維持するためには、沢があれば沢の一番奥まで辿る必要が生じますが、そのために歩行距離は非常に長くなります。また、その沢の一番奥には冬の雪崩を考慮し、沢の底に隧道を掘り、ルートを確保しています。


   ☆   ☆

 


黒部峡谷・仙人平~阿曽原温泉小屋 [山行記録2007]

黒部峡谷・仙人平~阿曽原温泉小屋 
   2007/10/25

下の廊下・日電歩道を歩き終え仙人平へ。仙人ダム施設を通過した後に、このルートで一番の急坂の阿曽原峠を登り、上部のトンネルを通って水平道に入り、その後、阿曽原温泉小屋へ急坂を下る。 歩き始めて≒10時間、楽しませて貰いました。

仙人平への入り口の東谷吊橋 

仙人ダムの構内を通り・・・ 
通路の一部では、灼熱隧道の湿分の含んだ熱気を感じて工事の難度を推測・・・・・。

そこから+100mの阿曽原峠を超えて山腹沿いに少し歩いて、又ー110m降って阿曽原温泉小屋へ。


    阿曽原温泉小屋は1週間後の11月1日から解体されて、来春雪解け後に組み立てられるようです。最後の週末は紅葉の最盛期と重なって大混雑になったことでしょう。
今回は名物の河原の温泉は修理中で、残念ながらテントサイト横での人工の風呂でした。

阿曽原温泉小屋、テントサイト、下の湯気が源泉 


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黒部峡谷・S字峡 [山行記録2007]

黒部峡谷・S字峡    
   2007/10/25

下の廊下・日電歩道後半の人工の構造物が見えるS字峡に。

遠くに送電線が見え、何かホッとした瞬間 

が、まだまだ壁は続く・・・ 

 

 

 

巨大な地下発電所からの送電線の出口 

昭和の30年代、理想を求め、それ行け!やれ行け!と前向きに進んでいっていた時代の名残でしょうか、自然を壊さず、飽くまでも発電所は黒子に徹した良き時代を残しています。


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黒部峡谷・半月峡 [山行記録2007]

黒部峡谷・半月峡    
   2007/10/25

下の廊下・日電歩道後半の半月峡に差し掛かり、黒部峡谷はいよいよ深くなってきました。
視線は自然と仰角ではなく、水平から下がっていました。


 

 

 

岸壁の岩の模様が植生の模様になっています 

丸太橋の下は何もなし 

半月峡
 

峡谷の両岸は絶壁と所々の沢の出合がありますが、手頃な水の飲める沢は少なく感じました。もっとも、神経が谷底と歩く道面に注がれており、喉が渇く間も無かったのかもしれませんが・・・・。


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黒部峡谷・十字峡 [山行記録2007]

黒部峡谷・十字峡     
   2007/10/25

下の廊下・日電歩道のメインイベントである十字峡へと進みます。
歩く時の視点は足元、止まって視点を谷底や岸壁にとゆっくり移動させます。
一挙に視線をずらすと、視点が合わずクラクラします。

下の廊下 (中腹の白い線が歩道)
 

 

 

 

十字峡   10:38~11:10  
手前が剣沢、右→左黒部川、対面が鹿島槍ケ岳からの棒小屋沢

十字峡の剣沢に掛かる吊橋の手前の支柱が十字峡のView point 

十字峡の吊橋を超えたところ
 


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