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雪降し時の山小屋 [山小屋2021]

雪降し時の山小屋
  2021/1/17,18

多忙な雪降しワーク時の山小屋で、山小屋生活を味わいます。

軒先だけの雪下ろしワークの終盤、山小屋の中から・・・
大屋根の雪下ろしした雪に囲まれています
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雨戸を閉めていると、昼でも真っ暗ですので、現在はPC板で雨戸代わりにセットしています。

その夜も    ・・・・小雪でした
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その時、ストーブを囲んで・・・  
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 本人は分からないが、家に帰れば、薪の匂いがする、と言われる??
 昔は煙の臭いがすると言われていたので、ま いいか! 

2Fふすま は この位の雪下ろしでは動きません           
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古い日本家屋の柔ら構造は 積雪に対して強い?弱い?
この山小屋の躯体は近くの九頭竜ダム建設時に廃村になった福井県・和泉村上穴馬地区の準水没扱い(水没しないが、生活環境が維持できない)地区・久沢の農家33軒の内の1家屋です。

和泉村・久沢は福井県の豪雪地帯です。
 建築基準法・積雪荷重
  福井県旧大野郡和泉村  積雪 3.75m以上  (久沢の積雪基準)
  岐阜県郡上市白鳥町   積雪 2.3m以上  (檜峠近くの積雪基準)

現在の山小屋の躯体は永年久沢で居住していた家屋+移設時に耐震用筋交いを組込み済。
        大黒柱  □7寸 (220mm)
        小国柱  ≒□7寸 (206mm)
むな木、ろくばりの部材は太い真角ではない原木に近い部材が使われています。
が、接点は柔ら構造=柱と梁は差鴨居、差込栓工法で金具は使わないピン構造です。 
それで、”襖が動かない”現象が発生している、と理解しています。  
過去に、全面の雪を降ろすと元に戻るのは確認しています。  

で、過去の豪雪地帯で耐え忍んできた躯体ですので現在地での積雪による軸上荷重での躯体崩壊はないものと確信していますので、過去に経験している一番弱点の陸梁、軒先の庇(100cm)部分の積雪を30cmだけ残して雪降しをしています。

    ☆      ☆
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