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山小屋の雪降ろし [山小屋2014]

山小屋の雪降ろし
  2014/12/13

新雪の山小屋はどんな状態か???  
誰も歩いていない新雪をスノーシューを履いて歩きます。
ザックを担ぎ、缶ビール1ケースを持って歩くと案外スノーシューが沈み、雪面の上に上がらずに雪の中で進むことになります。

興味津々で新雪の森の中に入ります・・・
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森を出た処から
想像していた以上に積雪の山小屋・・・・
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山小屋に入ったところ、室内は静寂??
積雪期は蛇口から水が流れて流し台を打つ音で静かな筈がないのに???
衝撃でした!!
・:配管が凍ってしまったのか?

通常なら山小屋に入って全員揃ってビールで一杯!ですが、問題発生でそれも忘れて・・・。

思案した挙句に、流し台が乾燥しているので、永らく水は流れていないと推測、水を屋外に流して帰ったか? 前回泊まった責任者の情報を得ることに。     で、電話で確認すると、推測が当たり次の段階に進み、水道バルブのある所まで位置を推測して定め、
1.5m?ほどの積雪をスコップで掘ることに・・
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なかなかシンドイ作業・・・・・地面が出てきてもバルブの位置はもう少し??  
もう、汗まみれです。
水道の出ない山小屋生活は過酷です。それを思うと、何とかせねば・・・・。

雪を掘り進み、目的の板を発見、その下のバルブを見付けて操作すると、水温14℃の水道はやはり、雪の下では凍ってはいません。 
それでも室内で水道が出ないのは???    新たな問題です。
室外がー4℃、室内は0℃です。 バルブから屋内への地中で凍っている???
凍る怖さを覚悟して、蛇口からお湯を注ぐと何やら音がするので、凍っていないと推測。  

その晩は飲料水用のタンクを3個使い、半自動水道として利用しました。
そして、相談している間に、次策として水圧が不足していると判断し、水道管のエアー抜きを実施する、と決定。
翌朝、さっそく空気抜きのバルブを探しに又も森の中の雪原のバルブ探しが始まった。
古くなって目印がなくなっていましたが、毎年数回エアー抜き作業をしているので、その位置を目指し掘り進むも、1mほどを余分に掘り進混ざるを得ませんでした。またもや汗まみれ。
そのバルブを調整しエアー抜きをすると、水圧が上り、室内の水道が流れ出しました。
バンザイ!です。


最初の雪穴を掘っているときに、
若い者グループはワークの主体である雪降ろしワーク
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大雪で破損の恐れある、大屋根の4角を重点に、軒先部の雪降ろしです。
雪降ろしワークでは積雪をゼロにしてはスコップで屋根板を痛め、滑る危険が増すので禁止。
約30cmほどは屋根上に残します。

2日目に水道が確保できたので、年寄り2人は屋根に上り、残りの部分で雪降ろしをします。

南側にできた雪庇
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チムニーの屋根
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大屋根からの森
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庇の上の雪降ろしワークの人も中央部の積雪180cmに隠れます
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大屋根の積雪は12/2日の42cm/dayの積雪は少し硬く、12/5,6,12日の38,36,26cm/day の積雪は粉雪で、踏み固まれていない部分を長靴で歩くと腰まで埋まります。

庇部分の雪がも少しで取り除ける・・・
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スコップを雪に突っ込むとそこには淡い青色が覗きます
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若い組の3人は仕事があるので昼前には帰路に着きました。

残った年寄り2人は雪下ろしワークを済ませ、残りのワークを・・・・。

今年の夏のワークで設置した垂直なポリカーボネート板の壁のお蔭で、
室内から屋外の雪景色を楽しめます
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別の南側の窓
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森の杉には重い雪が積もっていて、ときどきドサッと落ちます、
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重い雪に細い枝はしな垂れます・・・
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雪降ろし完了の山小屋です  DSC00527.jpg

他の維持管理ワークも終わり、2泊して晴天の雪道を帰路に着きます。
・・・・残りの積雪は年末の部員が雪降ろしを実施します。

   ☆     ☆
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