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山小屋の履歴 [山小屋2010]

山小屋の履歴

今年も数多く山小屋に出かけ、その度にこのブログにも登場しました山小屋に関して、何やら説明しているような、していないような中途半端な表現ばかりしていました。その度に苦慮を重ねていましたが、この際少し概要を説明しておきます。

当ブログのカテゴリーの一部になっています「山小屋」とは○○○○大学・体育会ワンダーフォーゲル部とそのOBOG会が管理運営している山小屋・檜山荘のことです。 団体に所属する山小屋ですので、個人的なブログの中では正式大学名を影文字にさせていただきます。

この山小屋は大学とか外部資金の援助はなく、クラブの学生とOBとの協力で建設して44年になりましたが、そこには50数年のクラブ履歴と重ね合わさっています。

当時30名弱のOBの提案で山小屋建設が提案され、その後に当時盛んでありましたダンスパーティーの開催や、在籍80名余の部員のバイトで原資を貯め始め、数年を経て建設の目処となる資金とし、まだ最高齢が30歳前後のOBOGの寄付金を加えて、建設資金としました。

小生3回生の時、大阪の繁華街にある太融寺で現役部員とOBとが山小屋委員会を頻繁に開いていました。学生は純粋な精神からワンゲル活動の場としての山小屋を求め、OBは利便性を山小屋に求め、現地調査を繰り返したりの調査後に2者択一の選択の末に、前者の主張が通って現在の場所に決定しました。

山小屋建設の場所を検討していると地元の皆さんから九頭竜ダムに沈む村の家屋の話を伝え聞き、その話に乗って一挙に山小屋建設に現実味が加わりました。

でも、40数年前の建設時は何分資金に余裕がなく、学生は労力を提供し、建設部材、資材の搬送に当たるために建設時には部員は順次テント泊で建設を手伝いました。  1966/8/
1kensetuchuu19660814-1.jpg 他にも学生20余名が道路から建設現場までの斜面を太い梁材1本を担ぎ上げている写真がありますが、私の写真ではないので記載はしません。 もっとも、小生は1回生の時に計画案を聞き、2回生から資金集め、3回生の時に場所決定、4回生の時に整地を見学、卒業した年に竣工式と係わり合いを持っていましたが、建設には直接は関われずに、後輩にお願いした経緯があります。そして現在山小屋の番人のボランティアを担っています。
建設当時は写真のように山小屋の周囲は苗木の状態で高原上の山小屋ですが、現在は大木に成長したために森林に囲まれた山小屋になりました。

最近では
  山小屋40周年記念・山小屋集会
  創部50周年記念山小屋集結    を経て、ワーク時にはOBOGと現役学生部員とが一緒に山小屋生活して意思疎通を通わせるべく、その機会を増やしてきています。
DSC07601.jpg

山小屋「檜山荘」は竣工以来、部員各学年代表1名計3名と顧問教官1名とOBOG3名とによる計7名の山小屋管理運営委員会で管理していますが、会計上は宿泊費による独立採算です。しかし、宿泊費だけでは経費の50%ほどで、現実はOBOG会の会費を頼りにしています。
ただし、山小屋を建設した40数年前に比べれば在籍部員数も減少していて、先々の運営費用の確保に苦しむのではないかと心配しています。 これからはOBOGが山小屋で集う機会を増やすことが必須と考えています。

  ☆

お断りですが、 山小屋「檜山荘」の利用は現役部員かOBOGは随時Webサイトに予定を書き込みをして利用できますが、部関連以外の皆様は単独ではご利用頂けません。 管理上、何れかメンバーの同伴する場合にのみ皆様にご利用いただけます。悪しからずご了承ください。
唯一、竣工記念日前後はOBOGからの紹介があれば、同伴無しでも泊まれる日にしています。

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おど

山小屋の経緯、興味深く拝見しました。 一般的な山小屋でも経営が大変だと思いますが、団体所有の山小屋ともなると維持費だけでも大変なご苦労があるかと思います。
 歴史のある山小屋だけに、これからもがんばって下さいね。
by おど (2010-12-29 09:31) 

SammyTajima

ありがとうございます。学生の労力とOBの支援であってこそ管理ができています。でも、絶好の山小屋がある、と思うだけでも楽しませてもらっています。
冬合宿で雪下ろしワークと・・・と現在も現役部員が山小屋に入っています。 
”おど”さん nice! をありがとうございます。
by SammyTajima (2010-12-29 12:24) 

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